2026年1月12日月曜日

385.オーナーインタビュー2026

 

【新春企画】
  オーナーインタビュー2026


今回のオーナーインタビューは創業50年を超える会社を継承され、新規事業として不動産賃貸業へ算入された宮元オーナーにお願いしました。



滋賀県 宮元オーナー
「不動産は、
  ご縁で動く仕事です。」






聞き手



(川原)
今回は宮元オーナー、お忙しい所を新春インタビューに応じて頂きありがとうございます。


(宮元オーナー)
宜しくお願いします。





【きっかけ】

(川原)
宮元オーナーは異業種から不動産業に参入され、不動産賃貸業を短期間で事業に規模にされた滋賀県の敏腕若手経営者です。早速ですが不動産賃貸業を始めたきっかけを教えてください。


(宮元オーナー)
家業を引き継ぐにあたり、従来の事業に加えて安定した収入を作るためです。



(川原)
家業は、どういった業種をされているのでしょうか?


(宮元オーナー)
土木工事を主とする滋賀県の地場工務店です。毎年一定の工事を受注し、ちゃんと利益も出しています。



(川原)
黒字経営の状態から新規事業に取り組まれたのですね、従業員さんはおられるのですか?


(宮元オーナー)
はい、自社で従業員と職人さんを雇っているので、その人件費のためにも、途切れずに仕事を取ってくる必要があり、工事請負業という半年先の売上げさえ予測できない業種に
不安を感じました。


(川原)
そこで不動産業へ?


(宮元オーナー)
そうです。工務店という職種とのシナジーもあり、従業員や金融機関からの協力も得やすいと考えました。



(川原)
以前からアパートや借地・借家はお持ちだったのでしょうか?


(宮元オーナー)
いえ、会社でも家族でも、不動産業はまったく初めてでした。






【事業規模のはなし】


(川原)
現在、エルアイシーでは宮元オーナーの物件を6棟管理させて頂いております。全体の規模を教えて頂けますか?


(宮元オーナー)
建築中の物を併せると12棟130室になります。
滋賀県の物件は、1棟を除いて全て川原さんのいるエルアイシーにお願いしています。


(川原)
ありがとうございます!


(宮元オーナー)
いえいえ、川原さんには他の管理会社に難しい顔をされていたちょっと変わった癖のある物件を上手に管理頂いたので、信頼していますよ。



(川原)
宮元オーナーには「売主」「買主」「オーナー」として今までエルアイシーとお取引頂いております。


(宮元オーナー)
私の会社は、宅建免許を掲げた不動産会社ですが、「仲介業」は行っていないので、未だにLICレポートを送ってもらっていますね。







【物件を増やす道のり】


(川原)
最初に全く不動産をお持ちで無い状態から、短期間で100室を超える事業規模まで物件を増やされた手法を教えてください。


(宮元オーナー)
最初は不動産屋さんがよくやられている中古戸建の買取再販に取り組みました。



(川原)
買取再販するには、宅建免許が必要だと思うのですが、それも最初から?


(宮元オーナー)
もちろんです。法人で宅建業の免許を取って、最初から事業として始めています。



(川原)
事業を始めるにあたって注意して取り組まれたことは?


(宮元オーナー)
新規事業を始めるにあたって、既存事業の収益をあてにしては意味が無いので、買取再販で利益を出して、その資金を使って不動産賃貸業に取り組むことにしました。



(川原)
不動産業の中でも、 不動産賃貸業を選ばれたのはなぜですか?


(宮元オーナー)
安定した事業の柱が欲しくて始めたので、もともと不動産賃貸業を考えていました。中古戸建の買取再販は利益は大きいのですが、在庫が増え、いつ利益を確定できるのかという不安がありました。



(川原)
不動産賃貸業では、皆さん融資で苦労されています。


(宮元オーナー)
事業を拡大・継続して行くには融資はやはり必須です。「地場の工務店」といいう安心感から最初の融資は受けやすかったのかもしれませんが、法人が事業として融資を受けていくには、最低限必要な売上げや利益があります。 よく考えて物件を売買・新築しないと継続して融資を受けることは出来ません。



(川原)
融資を受けるために、取り組まれていることを教えてください。


(宮元オーナー)
まずは金融期間の話をよく聴くことを大切にしています。



(川原)
「金融機関の話をよく聴く」あまり言われていない視点なので参考になります。


(宮元オーナー)
どういった物件・計画に融資したいと考えているのか、金融機関によって異なります。金融機関の考え・都合を知り、それに答えることも重要です。



(川原)
金融機関と話す上で、 他に気をつかっておられることはありますか?


(宮元オーナー)
面談の際には、融資に必要な資料はしっかりと揃えて持って行くようにしています。



(川原)
人気物件になると、融資が早い人が買っていくイメージがあるので、初動が大切なんですね。


(宮元オーナー)
それもありますが、法人で金融機関と新規取引を始めるとすると、決算書なども提出しないといけないので、なかなか準備もたいへんなんですよ。



(川原)
決算書は出したくない企業の方も多いように思います。


(宮元オーナー)
決算書を良くすることが重要ですね。無理な節税よりも、頑張って利益を出して納税を続けることが重要だと考えています。




(下の写真) 
右:傾聴力がすごい宮元オーナー
左:LICでは聞き上手の川原






 【強みを活かして】

(川原)
宮元オーナーの物件はデザイン性が良いように思います。


(宮元オーナー)
家業を継承する以前、二十歳代の頃は、設計会社に勤めて店舗の設計やデザインをしていました。



(川原)
そうなんですね!他にはない斬新なデザインなどを工夫されているのですか?


(宮元オーナー)
いえ、実はあまり自分の考えを物件やそこに住む人に押しつけないようにしています。住む人が暮らしやすいように「as your like(どうぞご自由に)」と考えるようにしていますよ。



(川原)
確かに奇抜な部屋はなかなか決まらないことがあります。びったりとはまる入居者が見つかると強いのですが。


(宮元オーナー)
その代わりに、外観にアクセントを加えたり、共用部の照明を間接照明にと物件の差別化となる部分は作り込んでいます。



(川原)
管理・募集をする立場としても、差別化はぜひお願いしたい大切なポイントです。同じような物件だと、わざわざ引っ越して住みたいと思ってもらえないです。


※宮元オーナーは「商店建築」という業界紙に当時の担当物件が掲載されたことがあるそうです。

※下の画像が宮元オーナーの物件の外観と間接照明の共用部です。

※新築時には自社の設計・施工ではなく、外注されているそうです。






(川原)
設計やデザインができる人が羨ましいです...


(宮元オーナー)
ありがとうございます。特に土地から考える際には、前職までの経験が特に強みになっていると自分でも思います。



(川原)
普通の投資家の皆さんは、土地だけ見ても、 どういった建物がいくつ入るかは想像が難しいから、安くても土地は購入できないです。


(宮元オーナー)
そこが強みですね。以前エルアイシーさんがLICレポートに掲載された変形地もすぐに買付入れさせて頂きました。



(川原)
接道が変則的で、 分譲地には難しくて安くなったJR駅徒歩圏の土地でした。私が想像していたよりも部屋数も多く、カッコイイ物件が完成して、管理もご依頼頂けたので、良かったです。


(宮元オーナー)
こちらこそ、満室で助かっています。ぜひ、他の方が難しいと思われた土地でも紹介しくださいね。




【物件選定】


(川原)
企業目線での物件選びは、投資家の皆さんと違うのでしょうか?


(宮元オーナー)
私の場合は、個人で物件保有は考えておらず、企業として不動産賃貸業を営む上で「判断基準を定めて」売買や新築を行っています。



(川原)
その判断基準から外れた物件は?


(宮元オーナー)
「良いな」「欲しいな」と思った物件でも基準外なら購入しません。



(川原)
毎年のインタビューでも、皆さん自分の基準をしっかりとお持ちです。


(宮元オーナー)
色々な大家会にも参加して勉強させて頂いていますが、成功されている大家業の方は個人であれ、法人であれ、皆さんしっかり自分の基準を大切にされているように思います。



【滋賀県への思い】

(川原)
滋賀県出身の宮元オーナーですが、滋賀県についてどう思われますか?


(宮元オーナー)
滋賀県は「土地が安くて、家賃が高い」エリアだと思います。



(川原)
滋賀の家賃は高いですか?


(宮元オーナー)
そうですね、例えば名古屋市内よりも草津駅周辺の方が単身物件は家賃が高い印象です。



(川原)
確かに草津駅の単身物件は、供給の多い京都市内の物件と比べても遜色ない家賃ですね。。


(宮元オーナー)
それと地場企業としては、やはり地元滋賀県に貢献したい強い思いはありますね。地場の金融期間もそれを求めて融資してくださいますし、地元滋賀県での人脈は宝だと感じています。





【恒例の締めのコーナー】

(川原)
最後に恒例になっている格言や座右の銘があったら教えて頂けますか?


(宮元オーナー)
インタビューの前に言われて、ずっと考えていたのですが

「不動産は、
  ご縁で動く仕事です。」

でどうでしょうか?


(川原)
不動産は「ご縁」からですか?


(宮元オーナー)
「ご縁」で始まり「ビジネス=仕事」は動き出し、「人脈」が広がって、私の「宝」になっていくと感じています。



(川原)
今回は企業が賃貸不動産を求める理由が整理できてたいへん勉強になりました。 宮元オーナーありがとうございました。


柳生家の家訓





(インタビューを終えて)
今回も会場は、自社グループの会員制バー「Executive Bar Aqua Luxe」」でした。聞き上手な宮元オーナーよりも私たちがたくさんしゃべっていたような気がします、反省。

        聞き手 川原 玄彦



(編集後記)
宮元オーナー、大遅刻して申し訳ございませんでした。なお、文中の「商店建築」は不動産デザインに、すごく参考になる月刊誌です。例:スタバ特集
なお、今週号には物件の掲載はございません。次回新着物件をご期待ください!

          編集:後藤



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 【LICレポート担当 後藤迄】


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