2019年9月20日金曜日

055 会社を売買するお話



会社を売買するお話



zozoがyahooに買収される。

Yahooニュースから引用(共同通信)
ヤフーは12日、インターネット衣料品通販大手
ZOZO(ゾゾ)を株式公開買い付け(TOB)で
子会社化し、傘下に収めると発表した。

Yahooニュースから引用(共同通信)

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190912-00000034-kyodonews-bus_all

ゾゾタウンで有名な株式会社ZOZOが
yahooに買収されることになりました。

会社を買うには?

会社の売買は身近でもされています。
昨年も私の知人が務めていた
従業員20名くらいの某不動産会社が
某上場会社に売却されました。

会社の売却≒株式の売却になり、
売却した側の社長さんにには
株式売却益にたいして
20%課税だったそうです。

不動産M&A

この例では、不動産事業を目的とした
買収だったので、会社が所有していた
不動産は簿価で全て前社長が買い取る形に
なりましたが、最近流行なのは
会社が持っている不動産の取得を
目的とした「
不動産M&A」のようです。

例えば、3億円の借入を行い、
評価も3億円の不動産を持っている
会社の全株式を100万円で買えたとすると、
いちいち面倒な融資や物件探しをしないで
一気に3億円分の不動産を
手に入れることが出来ます。

実際には、3億円の借入金には
代表者の個人保証がついている場合が
ほとんどなので、金融機関に
その債務名義を変更してもらうところが
面倒なようです。




不動産屋さんのピンチ?

前述のように株式の売却益への
課税は20%だけです。

ところが法人が不動産を売却する場合は
登録免許税に利益に対する法人税、
また売却益を役員報酬で得る際には
所得税・住民税などが課税されるので
株式での売却の方がお得感があります。
不動産屋のピンチですね。

うまい話には要注意

バラ色に見える不動産M&Aですが、
実際には問題点が多く注意が必要です。

一般に売主側の手数料は
不動産の仲介手数料より高額です。
それでも売主さんには前述の
税金上のメリットがあります。

買主さんはどうでしょうか?

購入する会社を調査する行為を
「デューデリジェンス」略して
「デューデリ」と呼びます。

この必須費用も不動産屋の仲介手数料よりも
一般的に高額になります。

おまけに不動産の仲介手数料は
成功報酬ですが、

デューデリ費用は
M&Aが失敗してもかかります。


先日デューデリも完了し成立寸前だった
M&Aを売主都合で打ち切られた方が、
多額のデューデリ費用はとられ損で
たいへんご立腹でした。

不動産屋の査定費用は無料なので
割り増しされた鑑定費用が買主負担な
感じなのでしょう。

M&A会社が売主と組んでいたとしたら
ひどい話ですね。

情報の入手経路にも注意が必要です。


簿外債務も要注意!

また、法人の買収には後から出てくる
「簿外債務」にも注意が必要です。

決算書や帳面で読み取れない債務
税務調査が入った場合の修正申告や加算税など
後からわかって裁判で白黒つけるケースも
ひじょうに多いようです。

買主リスクが普通の不動産仲介よりも
かなり高くなってしまうため、
一般的に売却価格も単純な不動産での
売却よりも低くなるようですが
最近は住宅ローン以外の不動産融資が
はっきりと低調になっているので
「株式売却」で一気に不動産の処分を
考えられても良いのかもしれませんね。

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